校内選考をクリアしたときには、帰宅した息子を久しぶりに抱きしめました。
小論文と面接試験の日には、神頼みのために神社へお参りしてから仕事へ向かいました。
大学受験は、高校受験よりもより本人が自分で決めることが大事と言われ、親は、お金の準備をと言われるものなんですね。
三者面談なんて一回しかなかったし。
今年度、PTAの本部役員をやっているので、メンバーの先輩ママさんたちにも色々話を聞いたりしましたが、最後までよく分からないまま、こんな感じでいいのかなと不安に思うまま、過ぎていったような…。
だから、こうして無事に決まってホッとしています。
息子は、これから在学中にたくさんの経験を積んでいくことで、いろんなことを考えていくのだと思います。
迷う事、悩む事もあるだろうけれど、支えてくれる人、経験、思い出がたくさんある。そんなあなたなら大丈夫。がんばれ、息子よ。
ところで、今は、受験票もネットで取得してプリントしていき、合否もネットで確認するんですね。
息子は、授業中にこっそり確認したみたいですよ。
センター試験も受けるけれど、勉強は…していないなぁ。
部活に行ける! バレーができる! それしか聞いていないような気が…(笑)
そして、主人。
8月末にアルコール依存症と診断されて、約3か月入院しました。
退院後、12月から仕事に復帰し、今はまだ短い時間ですが働いています。
毎日、AAというアルコール依存症のひとたちが集まるミーティングに通っています。
日によっては、昼と夜の2回。
1月からは、通常勤務に戻る予定。
とはいえ、残業は出来るだけしないで、出来ないといった方がいいのかな。
夜のAAミーティングに通う毎日になるのでは…と思います。
かなり仕事のことで色々抱え、ストレスになっていたようなんですよね。
いっぱいいっぱいなのに、頼まれると断れず、個々の要望にも応えようとしていたようで、どうにもならなくなったみたいです。
おまけにSOSが出せない。
今回のことで、主人の代わりに仕事をした人たちから、これまでの体制では大変だという声も出たようで、今後は人数を増やすことになったとか。
異動を申し出る考えもあったようですが、体制が変われば、今の慣れた仕事のままの方がいいかなと言っていました。
これも、実際やっていく上でどうなるか分からないですが、主人も、これからはSOSを出す、相談をするということをやっていけるのではないかと思います。
アルコール依存症は、一生の病気なので、通院も続けていかなければならないし、定期的に診察を受けて、相談もしていけるので、そうやってひとつひとつクリアしていけたらいいなと…。
再飲酒することがあっても、死にたくなければやめるしかない。
入院したときには、その再飲酒について考えると私が不安だったけれど、医師の講習会で、「やめるやめないは本人にしかできない」「家族や周囲にアルコールをコントロールさせることは出来ない」、そう聞いて少し気持ちが楽になりました。
本人がやっていくこと、周囲が出来る事、上手に見分けながら長い目でみていくしかないですね。
今は、アルコールの代わり?に冷蔵庫にはコーラがいっぱい。
お菓子もたくさん買い込んであります。ご飯もたくさん食べます。
今まで、空腹はアルコールで満たしていたんでしょうね。
気になるといえば気になるけれど、アルコールを飲まないための工夫なのでしょう。
私は、先回りして言ってしまうところがあるので、今はそれはやめています。
よくないことでも、自分で気付いて、考えていくことが大事なんですよね。
私は、主人の通院している病院で家族プログラムを受けているのですが、だんだん顔見知りの人もできて、話をしたり、勉強会というのかな、ロールプレイングとかをしながら、お互い我慢しすぎず、上手に気持ちを伝えるやり方を教えてもらったり、みんなで考えあったりしています。
これは、やっていて、主人だけでなく、すべての対人関係で活かせるものだなと感じています。
生きるというのは学ぶということなんでしょうね。
そして知ること、分かること、出来ることは、世界が変わることなんだと、最近ある経験から教えられました。
とびきりすごいことじゃなくても、楽しんだり、シアワセを感じたり、ときには自分を褒めてあげながら、一歩一歩、生きていきたいと思います。
今年も一年ありがとうございました。
新しい年が、みなさまにとって穏やかで笑顔の多い一年となりますように。
HANA
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一年一年がとても早く感じられて、驚くばかりです。
★まずは病院について。
受けているカウンセリングも順調だけれど、4月から担当が変わり、新しい担当の方と2回お話したところで、病院の都合でまた担当が変わることに。
新しい方がちょっと苦手なタイプだったみたいで、今の方に変わって良かったな、となっているんですけどね。
ただ2年間担当だったカウンセラーは、とても的確なアドバイスをくれる方で、すぴは何かあると私より先にカウンセラーに話すほどになっていて。
精神的にぐーんと成長を感じた時期でした。
その頃、すぴが性別に関することを相談するようになっていて、これはちょっと難しくて、ここに上手に書ける自信がないのだけど。
男とか女とか、区別されて、グループ分けされたり、やれることが制限されたりするのが嫌というのか苦痛というのか、うーん耐えられないみたいです。
カウンセラーも医師も、性同一性障害には当てはまらないのでは…とみていて、そこは本人もそう思っているようだけど、この先自分らしく、また苦しさを感じずに生きられるなら、男として生きる方がラクなんじゃないか…と言ったりも。。。
つまりは性別にこだわらず、自由に選択して生きていきたいということなのかな…。
すぴは、昨年の夏に坊主にしたんだけど、坊主にすれば周囲から男にみられると思っていたと。
例えば、スカートをはいていたら女の子、ふりふりの服を着たら女の子、ズボンをはいて髪も短かったら男の子、そんな風に思ってきたって。
でも、ボーイッシュな格好をしても、坊主にしても、女の子がそういう風にしているというだけ。そういう風にしか受け止められないことに驚いたそうだ。
女の子が男の子っぽくしている、あの子は女の子だけど、男の子みたいな恰好をして男の子みたいにふるまっているという見られ方ではダメだと。
だとしたら、そもそも自分の名前は、見るからに女の子の名前。名前を変えれば、見られ方が変わるかも…、いやいや最終的には戸籍も男にすることができたら…と、広がっていったようにもみえる。
カウンセラーは、私にはこう言われていた。
「すぴちゃんが、何かしら生きづらさを抱えていて、それが何なのか、どうしてなのかと、すぴちゃんなりに深く深く考えて、性別の問題だという結論に達したのではないか。またもともと 自由に、好きなことをして生きていきたいという気持ちが強く、性別によって分けられること、壁ができることを苦痛と感じているようだ。シンプルでボーイッシュな装いやさっぱりした人間関係を好むというのもあるだろう。ただ根本的には、性別の問題よりも、対人関係の難しさを抱えていると考えている。一緒に考えていくことで、一年もすれば、すぴちゃん自身がそのことに気づいていけると考えている」
私も、そう感じています。
そんなところで、担当が変わったのは残念だったけれど、カウンセラーを一番の理解者としてすごく頼っているようにも感じていたので(ちょっと距離感が近いかなと…)、ちょうどいい時期だったのかもしれない。
今も、その話はもちろんするし、特に名前に関しては変えたいみたい。私としては、名前を付けたのは私で、全然平気よ~とは言えないけれど、この先どうしてもそうしたかったら、変えたらいい。
彼女は、自由に生きたらいい。ただ、自由には困難もついてくるだろうから覚悟は必要だと思う。
まだ16歳だから焦らずに、ひとつずつクリアしていこうと、そんな風に考えていって欲しい。
それが私のいまの気持ち。
★学校について。
通信なので、レポートとメディアレポートとスクーリングで単位を取得します。
昨年、メディアレポートの進行が遅く大変だったので、今年は登校したらメディアに取り組むと決めて着々とこなしている。
レポートは教科書を見ながら家で出来るけれど、メディアはラジオやDVDを見て、勉強したことや感想を一定量書くことになるので登校しないと出来ないんです。
でも、1年の時とは違って、スクールイベントにしても勉強にしても、学校生活は、2年になってそれなりに要領を得て取り組めるようになり落ち着いてきました。
困ったときはすぐに担任に相談出来るようにもなりました。1年の時は、それも自分では出来なくて私にやってといっていたけれど、自分で聞いた方が早いと分かったんじゃないかな。
あまり母さんはあてにならないと分かってきたのかもしれない(笑)それはその通り。
また少ないけれどお友達も出来て、関わりが増えました。
その分、いろいろあるけれど、それですぐにお友達との関係を終わりにするって考えはなくて、どうしたらいいのか、自分の繊細さや物事の捉え方なども含めて、前向きに考えていこうとしていると感じます。
年々たくましくなっているんじゃないかなと思います。
このくらいの年齢になると、私にとっても時には頼りになる存在。
最近は、いつも一緒ではなく、それぞれがそれぞれの時間を過ごすようになりました。
私も、無理してすぴに付き合うことはないし、どうしてもって時はもちろんあるけれど、そんなとき、「付き合わせて悪いね」なんて言葉も出るようになりました。
だんだんと適切な距離感になってきていると感じています。
すぴは、いま4泊5日のスクーリングに行っています。
帰ってきたら、いい話もそうでないだろう話も、たくさんのお土産話が待っていることでしょう。
昨年は、スクーリングの前にカナダの短期留学があり、それが楽しくて楽しくて、スクーリングの準備は悪態ついてやっとこさ…な状態でした。
今年は、どうなることかと思っていたけれど、淡々とすすみました。
「荷造りも慣れてきたなぁ、昨年もカナダで慣れたから、こんな感じだったけど」
「えー、昨年、カナダはいいけど、スクーリングはめんどくさいっていって、準備もイヤだって悪態ついてましたけどー」
「マジで?! ぜーんぜん記憶にねーわ、すまん」
1年経つとこんなもんです。
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早朝の空の色は淡い色になったし、息子が朝練で出かける時間、まだ夜のような暗さだったのに、すっかり明るくなりました。
梅の花が咲き、桜ももうすぐ。今年は、青梅のしだれ桜を見に行こう。
四月になったら、すぴ兄は高3。
すぴも、無事に2年生になれそうです。
課題に行き詰まったり、登校する気持ちが起きなくなると、「そもそも高校って行かなきゃいけないの?」「ここでやめても別にいい」という考えが巡ってくるようで、嫌だけど、めんどくさいんだけど、ひとつひとつクリアしていこう…、とは思えないみたいです。
☆水無月です。↑上の文章「四月になったら…」って書いているところをみると、三月?だったのかな。
息子の朝練はなくなりました。そう部活は引退しました。
引退試合では、二勝してコート決勝に進出しましたが敗退。
涙を流しながら、応援に来てくれていた人たちにお礼の言葉を伝えていた息子の姿を思い出しては、今も胸がいっぱいです。
キャプテンとして、身体は小さいけれど、誰よりも動き、誰よりも声をだし、本当によく頑張っていました。
息子の学校は男子が少なく、入部すればレギュラーが確定しているような状態。
「この学校じゃなかったら、オレがキャプテンになるなんてありえなかった。いい経験をさせてもらった」
いいチームメイト、先輩、顧問に出会えて、大事なポジションを与えられて、たくさんの色々な経験を積んで、大きく成長したと思います。
親に出来ることは、少ないですが、頑張る息子にささやかながら寄り添えたこと、応援できたこと、私もいい経験をさせてもらいました。ありがとう。
これから、気持ちを切り替えて、受験勉強を。。。
しないと。。。いけない。。。わけですが。。。
「よく寝る子」状態になっています(笑)
いや笑っている場合じゃないんだけど。。。
すぴは、最近、すっかり昼夜逆転で、登校は週1くらいかなぁ。
昼夜逆転しなくても、そんなに変わらないか(笑)
昨年度末の、レポート・メディアに追われた教訓をいかし、今年度は、こつこつと…が目標でした。
まぁ、こ・・・つ・・・・こ・・・つ・・・くらいかな(笑)
これも笑いごとではないんですけどね。
意識はしていると思います。たぶんコレ大事ですよね。
今日、こうして久しぶりにログインしたら、以前ブログでやり取りしていた方の足跡を見つけました。
ここをはじめてから6年以上経っているのかな?
時々、かつてお話をしていた方たちのことを「どうしていらっしゃるかなー」と思い出すことがあります。
その中のおひとりだったので、とてもうれしく思いました。
これ、今年最初の日記なんですね。
見に来てくれる人がいるとかいないとかにかかわらず、こんなふうに思いを綴れる場所があるって、いいですね。
HANA
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「もう少し上手に時間を使えるようになりたいです(+o+)」
と、来年の目標みたいなものをさりげなく呟いてみました。
年々、こちらに書く回数が減ってきていますが、書きたいことはそれなりにあります。
でも、ここに書くときには、じっくり書きたい気分なんですよね。
でも、じっくり書こうとすると、なかなか書けないですね。
なんだかなー、ですね(笑)
今年のわが家の出来事を振り返ってみると。。。
まずは、すぴの高校入学でしょうか。
来年どうなっているのかまるで想像がつきませんが、もうそこはどうなってもなんとかやっていくしかありません。
私としては、週5のコースにこだわらずに週2のコース(中身は変わるけれど)にした方が気持ち的にはラクなのではないかなぁと思っています。
やっぱり、「行っていない」「行けていない」という罪悪感があるようなことを言っていました。
週1~週2で始めてみて少しずつペースを作っていくというのは理想としてあるのだろうけれど、そう簡単ではないですから。
でも、今はとにかく残っている課題に取り組めるのかどうか…まずはそこなんですけどね。。。
他には。。。
今月、5年ぶりに宮崎に帰省したことでしょうか。
1年くらい前に、高校時代の友達からlineがきて、時々話していたんですよね。
3年間同じクラスで、部活も吹奏楽で同じでした。選択科目も一緒だったかな。
いっつも二人でいるから、一人でいると「あれ?今日は相棒は?」と周りから心配されるくらいでした。
ここ10年くらいは、年賀状のやり取りしかしていなかったのですよね。なんとなく、そうなっちゃったんですけど。
今年の夏に、高2の娘さんがオープンキャンパスに行くのを兼ねて、家族で一泊だけど東京に来るというので、羽田に見送りに行って、十数年ぶりに再会しました。
なんか昨日会って、今日また会ってるくらいに変わらなくて、懐かしくて、うれしかった。
それから、御無沙汰していた友達にちょこちょこと連絡をとってみたりして。
lineで、写真を送りあったり、それぞれの近況を話したり。
宮崎帰りたいがMAXだったかも。
宮崎で、友達やここで知り合ったひまわりさんともお会いしました。
鹿児島から、来てくれたの~。うれしすぎでした。
ブログをはじめたばかりの頃に知り合って、仲良くなって。
ずっと会いたかったから。
ひまわりさんが頑張っているっていうのが、私には真似できないけど、自分も頑張らなくちゃって気持ちになれて。いつか、笑って話せるようになるって、いつか普通に話せる思い出話になるって、いつかひまわりさんと会ってお茶するんだって。
ガンバレーわたし、ガンバローわたしって自分を励ましてたなー。
ひまわりさんと会って、お話をして、なんかね、それぞれのお兄ちゃんの話を結構したなぁ(笑)
それぞれのこれからが楽しみだね。
そして、ちょっと初心に戻れたというか、ブレブレ、ゆれゆれで迷いを感じていた部分、そんなにそこは話せなかったんだけど(時間が足りなくて)、またひまわりさんに何か教えてもらった気がする。
何を大事にするか…みたいなところかな。。。うまく言えないけど。
ちょっと考えていきたいなって思いました。
ひまわりさーん、ありがとう。
そう、ブログをはじめて、最初にひまわりさんがコメントくれて。
そのうち、いろんな方たちがきてくれるようになって。
結局ここで、いろんな方たちの生き方を見せてもらえるようになりました。
人それぞれ、家族もそれぞれ。自分自身もいつもおんなじじゃない。あーだったり、こーだったりする自分。それでいい。
そんなことを、これからすぴも、頭で分かるだけでなく、体感していくことが大事になってくると思います。
ありのままの自分を受け入れる。
人との関係性に繋がりを持たせていく。
最近、カウンセラーさんと話した中ででてきたことです。
すぴも、カウンセリングで、具体的な話をするようになったそうです。
こういうときには、どうしたらいいのか?どうしたらよかったのか?
もっといい方法があるのか?って。
すごいなぁって思います。
カウンセラーも、自分の経験、自分の周りで起きていることなどを交えて、いろんな人がいること、いろんなことが起きる事。そういうときに、どうしているのかってこと。などをお話ししてくれてるみたいです。
一年を振り返るつもりだったけど、なんだろ、いつも通りですね。
私って、こんななんですね(笑)
最近は、予想を超える雨、雪、風。と自然災害も多くて、どこで何が起きてもおかしくないのだと思うと不安になります。
備えられることは備えなくては…ですね。
新しい年を無事に迎え、穏やかな一年となりますように。
みなさん、いつも本当にありがとうございます。
来年も、時々は、書いていきたいと思います。
よかったら、のぞきにきてください。
HANA
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ちなみに私は、ほぼ日で、もう購入済みです(笑)
ほとんどの時間を家で過ごす生活から、少しずつ、具体的には、週に1~3回位、サポートキャンパスに登校し始めたすぴ。
初めは、だいぶ頑張って、「週に3回は行きたい」と言ったり、前の日から、時間割を見て持ち物を準備したりと、真面目な性格から、ちゃんとやらなくちゃって感じになっていました。
病院のカウンセラーからは、5月の連休明けのペースを見てみましょうと、そのあたりで定着していくのではないかということで様子をみていました。
連休明けは、確かに少し疲れもでてきて、プラス人間関係で気になることがでてきたり、ちょっと元気タイプの先生から「やろうやろう」って感じで声を掛けられると断れなくて、「流されてやってしまう」という小学校からの嫌な記憶がよみがえって泣いてしまったり、色々と出てもきました。
それでも、そんなに登校ペースは落ちなくて、頑張れていたんです。
でも、6月の終わりになって、すぴにとっても私にとっても、簡単には納得いかないようなことがありまして。
すぴの通うサポート校にはいくつかのコースがあって、すぴは毎日(週5だけど、自分のペースでいいよって感じ)通えるコースの午後の時間に通っていました。
理由は、生活リズムの問題がひとつと、午後は生徒数が少ないということで、まずは静かな環境で、スタッフとの関わりに慣れる(すぴは、大人とのコミュニケーションは比較的うまくやれるので)ところから始めようということで。
ところがです、ほんとに急に、午後コースがなくなるという知らせが。
「来年度から」とか「後期から」とかではなく、「来週、7月から」なんて言われて。
午後の時間は、個別指導と名前を変えて、学年別の授業形態は廃止。
全学年まとめて行い、一人のスタッフがついて、レポートを中心に取り組むことになるということでした。
それなりの理由で、色々考えて、ここを選んで、このコースにたどりついたのにです。
特に、すぴは、体験で授業を受けて、楽しいと感じたんですね。
週2のコースでは、基本自学自習でレポートをすすめるので、授業がないんです、だから毎日は登校できないけれど、週5日のコースにしたので、授業がなくなるというのは、とてもショックでした。
しかも、とにかく急な話。
しかもしかも、担任が、私に連絡済みのつもりでいらしたようで、すぴに「来週から授業なくなるけど、新しい時間割が届くからね」なんて声掛けを。おまけに、「お母さんは、知ってるはずだよ」なんて。
パニックになって、私に電話をしてくるという状況になりました。
私も寝耳に水だし、一瞬すぴが聞き間違いでもしているのかと思ったけれど、私の方から、担任に掛けなおして話を聞いたら、「連絡してませんでしたか?」って。
「電話は、もらっていないし、こんな急な話で、とても納得できません」って言いました。
よくよく話を聞くと、スタッフにとっても急な話だったとか。
だから、上から一応こういう風にやっていくようにという話はあるけれど、実際にやってみて、生徒の様子を見て、色々やり方を考えることになるかもしれない、と。
いやいや、ここに通う生徒たちって、それなりの事情とかがあって来てる子たちが多いでしょうし、やり方がころころ変わるとか、そういう変化はしんどい子たちが多いんじゃないのかしら、とますます理解出来ないわって思いました。
納得いかない気持ちを伝えてはみたものの、とにかく午前のコースにうつるか、午後ならば個別になるということ。
生徒たちを分け隔てすることはないので、授業形態はなくなるけれど、しっかり単位がとれるようにサポートしますから、そこは安心して欲しいと言われるばかり。
結局、今の状態では、午前のコースはきついので、7月からは個別指導と名前を変えた、午後の時間にそのまま通うことにしました。
でも、すっかりモチベーションが落ちてしまって、7月以降は週1くらいのペースになりました。
個別のやり方も、いまだに変わることがあって、「こういうつもりでいったのに、違っていた」で動揺して泣いてしまったりということもあり、登校するときには、前もって担任に相談したり、確認したりしています。
いま、そんな感じなので、担任は、とにかく登校できることを大事にしたいから、相談してくれたら出来るところは柔軟に対応しますと言ってくださるけれど、その時間の担当講師によるのか、出来ますよっていっていたことを、対応が難しいと言われたり、なかなか安心できません。
だから、前もっての連絡は欠かせない感じ。そこで、担任と「何をやるか」を確認して、1時間で帰りますという風に決めて、なおかつ私が一緒に行くなど(終わるまでは街をぶらぶらしてる)して、登校しています。でも、ひとりで行けることもありますよ。
なかなか思うようにはいかないものですね。
でも、トライアルタイムに受講していたライフケアカラー検定で3級に合格したり、遠足やスクールイベントを楽しんだり、いろいろあっても相談して、少しずつ元気を取り戻して。ひとりでただただ悩んで、じっと殻に閉じこもったまま、外の世界に出られない…という状態ではありません。
そこは、本当に大きな成長を感じています。
嫌なことがあっても、傷ついても、それでも人と関わらなくては生きていけない、外の世界に出ていかなければならない。
そう思えるのは、いい出会いや楽しいことも経験出来ているからですよね。
大人メインではあるけれど、可愛がってくれて、そっと背中を押してくれるような、見守ってくれる人たちとの出会いには本当に感謝しています。「かあちゃんに心配かけんなよ」とか「お母さんを頼むよ」とか「学校いけよ」とかね、そんな愛のある言葉をくれる人たちがいるんです。本当にありがたい。
学校にも、ひとりくらいだけど、気を使わずに話せるってお友達がいるみたいです。
コースが違うのでなかなか会えないけれど、スクールイベントの時とかは、「参加するの?」って連絡とってみたりして。
少しずつ、少しずつ…ですが。
そう、それから11月には、なんと海外体験でカナダに行きます。
体調面も含めて、心配もありますが、念願の海外。
出来る限りの準備をして、元気にいってきて欲しいです。
出来る限りの準備のひとつは、体調面の不安をできるだけ解消したいということ。
それで病院へ行ったら、過敏性腸症候群と言われました。
漢方薬を飲み始めたら、いい感じで、「食べたらすぐにお腹痛い」「しょっちゅうお腹こわす」から解放されつつあります。
そこの医師が、とてもいい方で、精神科のお薬のことも考慮してくれたり、症状を丁寧に聞いて診察してくださるので、またひとつ安心感を得る事ができました。
すぴにとって、この安心感というのがとても大事で、色々と問題が起きても、相談して、対応策を考えたり、考えてもらったり、そうして「安心感」を得て、動けるんですね。
久しぶりの更新でまた長くなってしまいました。
カナダから帰ったら、初めての海外体験のあれこれを、報告できたらいいなって思います。
一週間、私をあてに出来ない生活。それもいい経験になると信じて。
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